学習分野における内容の変化

 9歳から10歳にあたる時期は小学校3~4年生に当たります。
 低学年では、子供たちが理解しやすいように、視覚的な教材も多く、目で見てわかる情報が多く盛り込まれた学習内容でした。
そこで学んだことをベースに3~4年生の中学年になると、学習内容も抽象的なもの、論理的なものに変化していきます。
耳で聞いた言葉を理解して、目の前にないものをイメージするといった場面が増えます。
 ここで、勉強がわからなくなってしまうことがあります。

これが「9歳の壁(具象から抽象への飛躍)」です。

9歳までに、必要とされる物事を考える力、数の概念、基礎学力をしっかり習得しておくことが大切だと考えます。

このため、当塾では、この壁を境に2つのコースを作っています。

基礎学習コース 小学2~4年

新村式練習帳で基礎学習の根幹を習得

その1 数の概念を育てる
 数学の基礎中の基礎、根幹となる十進法位取りの力を育てるために、たくさんの数を数える。単なる計算練習に終わらず、数を具体的にイメージさせながら進めます。
考える力の土台になる「文章題(文章をイメージとしてとらえる)」の練習も入ってきます。

その2 教科を分けない
 基礎学力のためには、算数と国語のどちらが欠けてもいけません。新村式練習帳は一冊で、算数と国語の両方が学習できるようになっています。子供達はページをめくるごとに教科が変わり、飽きずに楽しく学習することができます。

その3 ゴールが見える
 新村式は基礎学力に特化しているため、A〜Dシリーズ教材で終了です。D教材まで終われば安心できる基礎学力がついたと言え、新村式卒業です。ゴールが見えていることはモチベーションアップにつながります。

無学年進級式学習
 学年別ではなく、それぞれの子供達が今持っている学力によって、学習箇所を決める無学年進級式で学習を進めます。つまり、1年生が3年生の内容に進むこともあれば、4年生が2年生の内容から学習する事もあります。どこから学習すればよいのか、まず初めに実力テストを行い、その子の学力に応じたところから開始し、学年に関係なく進級することができます。

「教科書準拠コース」(小学4~6年)

 算数・国語が中心ですが、理科や社会も要望に応じて対応します。

 算数は、教科書をしっかりと理解することから始めます。教科書には、身近な例から初めて、「算数」の世界に入っていく道筋が示されています。単なる計算や公式を使って解くのではなく、「なぜそうなるのか」を考え、教科書の読み方・学び方を教えます。自分で教科書を読み解くことができれば「自分で勉強する方法と力」が身に付きます。
 国語は、新出漢字や語句の意味調べから始まり、教科書本文を丁寧にに読み取らせていきます。「思い付き」や「なんとなく」といったあいまいな答えではなく、「本文のどこに書いてあるのか、どこを読み取ればいいのか」を絶えず考えさせます。

どちらのコースもフリープラン=回数が増えても同一料金
 時間のかかる子は、時間をかければよい。早くできる子はどんどん先に進めればよい。その子に応じて必要な時間が違います。ご負担をかけずに、無理なく力を伸ばしたいためのフリープランです。