「高校入試」が今の中3から制度が変わります。

3年前の県教委発表は何だったのか・・・?

令和3年3月22日

奈良県教育委員会は入試改善について以下のように発表しました。

1:特色選抜と一般選抜をなくし共通選抜に一本化する。

  時期は3月上旬とし、学力検査は5教科を実施。

2:共通選抜において第2希望校申告を導入する。

(専門学科や特色あるコースは募集人員の一部について第2志望を含めた合否判定を行う。例えば募集人員200名中160名は第1希望者のみで合格者を決め、その後残り40名を第1・第2希望者を合わせて合否判定する)

3:調査書(内申点)は第1学年からとし、合計135点

を合計144点にする。

ところが。これがコウ 変わりました。

令和7年7月9日

1:学力検査は5教科を実施ではなく、ほぼ今まで通りで、専門学科(工業や商業など)は3教科(英数国)、普通科は5教科。

2:第2希望校申告を導入は

第1出願期間(2/16~2/24)で出願者数が公表され、出願者が募集人員に満たなかった学科にのみ第2希望として出願できる。

わかり易く言えば、第1出願期間で定員割れになった学科しか第2希望で出願できない。

3:調査書(内申点)は第1学年からではなく

4つのパターンから各高校が選んで決める。

  A:当初通りの中1からの内申点を144点で評価する。

  B:中1・中2を各27点満点とし、中3の成績を2倍する   (中1・2の27×2の54点+中3の90×2の180点で合計234点)

  C:中1・中2の点数を2倍し、中3は当初通りとする(合計中1・2の54×2=108+中3の90点の合計198点

  D:中1・中2の内申点は無視し、中3だけの内申点を2倍にする(合計90×2=180点)

高校によって内申点の計算が違うということ

:さらに学力検査(入試)の満点を5教科250点の高校もあれば400点とする高校もある。(具体例を見てください)

 この話を県立高校の先生にお話したところ、「そうらしいですね」と話される先生もおられました。

子ども達に約束したことは守ってほしいものです。

 ある高校を受験する生徒に「君の希望校は中1・2年の内申は見ないそうだよ」と話したら「え~、私の中1・2年の頑張りはみてくれないの~」でした。

  そして「せめて4月に分かって入れば~」でした。

         県教委のHPに載ったのは7月9日です。

具 体 例

①高田高校:内申点は3年のみのパターンD(180点満点)、当日の入試は5教科400点満点

②香芝高校:内申点は当初通りのパターンA(144点満点),当日の入試は5教科250点満点

③橿原高校:内申点は3年のみのパターンD(180点満点)、当日の入試は5教科325点満点

④桜井高校高取国際:内申点は中1・2年重視のパターンC(198点満点)当日入試は5教科250点満点)

⑤県立商業:内申点はパターンA(144点満点)

当日の入試は3教科150点+面接40点(190点満点)

⑥高田商業:内申点はパターンA(144点満点)

当日の入試は3教科150点+面接50点(200点満点)

⑦奈良商工:内申点はパターンB(234点満点)

当日の入試は3教科150点+面接20点(170点満点)

⑧王寺工業:内申点はパターンA(144点満点)

当日の入試は3教科150点+独自問題50点(200点満点)

調査書(内申)の特別な取り扱いをする高校

(募集人員の一部について、調査書のなかで特別に加算して合否判定をする)

 具 体 例

①県立商業

募集200人中30人

スポーツ・文化活動での顕著な実績・生徒会活動での顕著な実績など9項目で 20点加算して内申点を264点満点とする。

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